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ウコンと琉球王国


万国津梁(ばんこくしんりょう)

万国津梁とは、世界の架け橋という意味で、尚 泰久王が15世紀に作らせて首里城に掛けた「万国津梁の鐘」に彫られた漢文であり、その銘文たる写しが沖縄県の知事応接室にある屏風に書かれてあります。

知事が国内外の要人と会談する際に後ろに見える漢文がそれです。鐘自体は去った大戦においては旧日本軍に接収され溶かされて実弾になってしまう運命をまぬがれて現在は碑文ともに国指定の重要文化財となっており、沖縄県立博物館に収蔵されています。

琉球は南海の勝地にあり朝鮮3国の秀をあつめ明国と日本の間に無くてはならない役割をもっており世界各国の王の知恵を集め架け橋となって世界中の産物で民と共に潤い満たされるという王の繁栄を讃える内容になっています。

このように海の邦である琉球王国の交易は日本、中国、朝鮮、東南アジア、インドネシアやマラッカ、シャム、東インドにまで及び薬とされた貴重なウコンや胡椒まで手に入りました。

国々の港である時期になると大船を従えやってきて、あっと言う間に港を取り仕切り、外国人に諍いあれば素手で制し港の治安を守り、また嵐が来るのを察するかのように、すぐにいなくなる海の民がいたといわれていました。当時の琉球の三山の王達は明朝の帝より印を賜っており、各国の港で信頼され勇敢であったのが伺えます。

また航海術に優れ、季節風を利用して渡航するのがわかります。また、当時はヨーロッパ各国に琉球の高価な品々が運ばれており、近年になって遠くはイギリスの居城の収蔵品の中から、琉球螺鈿漆器が幾つも見つかっており、交易の深さにあらためて驚かされます。