アセトアルデヒドは、アルデヒドの一種で化学式でCH3CHOとあらわし、エタナールとも言われています。自然界においては植物の正常な代謝過程で合成され、植物の種類によっては果実や新芽の部分に含まれていることがあります。
工業製品としても製造使用されています。酢酸エチルを精製する際の原料となっています。他にも自動車の排気や、たばこの煙にも含有されており発癌性物質と言われています。
飲酒により身体に取り込まれたアルコールは、肝臓で生理分解され中間代謝物であるアセトアルデヒドになり、さらにアセトアルデヒド脱水素酵素などの働きで酢酸に分解されます。その後、酢酸は水と炭酸ガスに分解されて体の外に排出されます。
しかし、肝臓の代謝限界を超えるとアセトアルデヒドが血中に多くなり二日酔いなどの原因になると言われています。
人間の生理作用においてアセトアルデヒドの毒性は知られており、泥酔いや急に意識を失って倒れたり、昏睡状態になってしまった場合は全身痙攣や口からあわをふくなどの急性アルコール中毒の症状が出ます。これは生命の危機に関わる重大な疾患ですので、すぐに救急車を呼び病院に搬送されなければなりません。救急車が到着する間に患者が自らの嘔吐物で窒息しないよう注意し、身体と顔を横に向けるなどの気道確保や体温の維持が必要です。
治療も急性中毒の解毒薬などは無く、輸血による集中治療が必要となります。また、飲酒の繰り返しでアセトアルデヒドが蓄積されると人体に及ぼす影響は深刻で、食道癌などが挙げられています。