レモングラスは東南アジア原産のイネ科の多年生植物でオガルカヤ属に分類されます。名前の由来は葉を噛むとシトラール成分を含有しているため、まるでレモンのような香りがすることから名付けられました。また葉は濃い緑色で根元に近い部分の断面がL字で、肉厚感があり細長い船のような形状から、学名であるキンボポゴンの由来となっています。
和名では檸檬茅と呼ばれ乾燥させて保存を利かせることができ、香辛料としても知られています。葉の根元に近いやわらかい部分は、タイのシーフード料理であるトムヤンクンや魚料理などに使われることでも有名です。
インドでは古来薬草として熱病やカゼに効くと信じられ利用されてきました。また、殺菌作用があり腹痛や下痢、発熱を緩和する種類もあると言われています。
主に、西インド地域で栽培されるレモングラス・ウエストインディアンと、ほぼインド全体で栽培されるレモングラス・イーストインディアンがあり、どちらも貴重なエッセンシャルオイルとして知られています。
レモングラスの精油成分にはアロマテラピー効果が期待でき、エッセンシャルオイルやフレッシュで香りを楽しんだり、煎じてハーブティーにして飲んだり、心や体をリラックスさせるとともに、食すれば食欲増進にもなります。また、虫が嫌う成分があり、肌に虫除けにもなります。
石垣島の有名なパイン農家でもレモングラスが栽培されており1株刈り取ってもらうと、抱え切れないほどの量で、葉を擦り合わせるだけでレモンの香りが立ち大変珍しいものでした。