ウコンは、インドや東インドの東南アジア原産でショウガ科の多年生植物です。ヒンディー語でハルディと呼ばれインドネシア語やマレー語ではクニッツ、英語ではターメリック、ハワイ語でオレナ、中国ではキョウオウとさまざまに呼ばれています。
インドで栽培されるようになったのはいつなのか、詳細な年代は残っていませんが紀元前1000〜900年頃ではないかと考えられており、主に染料や食用の着色料として栽培されたのではないかと考えられます。
その後、陸路でパキスタン、中東アジア、パレスチナを経て紀元前100年頃にはローマに伝わったと考えられています。ヨーロッパでは黄色の着色料であるサフランをクロッカスとよび使用されていたことから、黄色のウコンはラテン語のサフランをしめすクンクマがあてられたのではないかと考えられています。
やがて世界的な造船技術が上がると共に15世紀頃から始まる大航海時代に入り、イギリスやオランダ、ポルトガル、スペインといった海洋に面した国々が布教活動や、植民地獲得に乗り出しました。特にインドや東南アジアはスパイスや薬草の宝庫とされ、イギリスにターメリックとして伝わったのもこの頃だと考えられます。
16世紀に入ると琉球王国も東南アジアの国々と盛んに交易し、その頃世界で取引きされていたウコンが伝わり、王国による厳しい専売制度が布かれ完全管理のもと栽培されました。
また中国との進貢船交易も皇帝から認められており、その頃の貴重な献上品でもあったと考えられます。